有名になって得すること損すること《有名収入と有名税について》
有名になりたいよなー、とつくづく思う。
だって、有名になればモテるから。
どんなにブサイクな芸人でも、有名というだけで女がぎょうさん寄ってくる。
お笑い芸人の美人な彼女や嫁さんを見ると、女の人ってやっぱりミーハーな人多いんだなー、と思う。
有名であればあるほど、異性との出会いも増える。
つまりは、恋愛で良い思いをしやすくなる。
有名、知名度があるというのは、恋愛や結婚以外にもメリットがある。
有名だと、それがそのまま収入につながるのだ。
たとえば出版業界。
出版業界といえば、今を代表する斜陽産業だ。
本が売れなくなっている。
そんな苦境に立たされてる出版社の、高学歴の編集者が頭を使って考え出した、本を売るための秘策は何だと思います?
それは、芸能人に小説を書かせることです。
最近、芸能人の小説多すぎませんか?
芸能人が小説家デビューとか、芸人やアイドルが文学賞受賞とか、そういうニュースを見るたびに、出版業界の惨状を、終わりっぷりを痛感させられる。
今の出版業界は、売れさえすれば内容なんてどうだっていいと思ってるでしょ。
文学賞なんて、話題にして本を売るためにあるもので、本当に良いものを選んでるとは思えない。
優秀なはずの高学歴編集者が本を売るためにやっていることといえば、芸能人の知名度任せで、良い本をつくろうという意志をまったく感じない。
「芸人やアイドルに書かせとけばバカが買うだろ」そんな編集者の声が聞こえてくる気がする。
そんな斜陽産業の出版業界に対し、伸び盛りの業界なのがユーチューブだ。
最近、ユーチューブでの活動を始める芸能人が多い。
一般人がユーチューブを始めても、収益化の審査に必要なチャンネル登録者1000人という壁にぶち当たるが、テレビで知名度を稼いでる有名人なら、そんなものはすぐに達成できる。
有名人と一般人では、明らかにスタートラインが違う。
ここからは有名で逆に損すること、いわゆる有名税について。
有名人になれば、マスコミに追い回されて、私生活を荒らされる。
プライバシーを侵害されても、マスコミは「知る権利」を盾に追い回すのを止めない。
あることないこと書かれて、評判を落とされてしまう。
週刊誌になにか秘密を暴かれれば、それまで積み上げてきたものが、一気に失われてしまう。
宮迫や渡部など、週刊誌報道がきっかけで転落した芸能人を、今までたくさん見てきた。